「この家に住むようになって、鳥やリス、蜘蛛や小さい虫達とよく出会います。」

ご夫婦のその笑顔には、この場所とお家を心から愛おしんでいる様子が窺えます。

お二人とも音楽が大好き。

2階のリビングではお友達を呼び、ミニコンサートをひらいても楽しそうです。ハーフラウンドの窓から光が差し込み、勾配天井の複雑な陰影と照明のハーモニーが美しく映ります。

 

主役は1820年代のアンティークの振り子時計。歴史を感じさせる音色が家中に響き、気持ちが豊かになるのが感じられます。部屋のどこを切り取っても、ヨーロピアンな壁紙や家具のセレクトから、一貫された世界観が深く息衝いているように思います。

 

ご主人が書き留める建築日記
土地選びから竣工まで、建築当時のお施主様のさまざまな率直な想いを書き留めて下さっていた「建築日記」です。